飯田氏は知る人ぞ知る、インデペンデントなゲームのクリエーターである。
「巨人のドシン」「太陽のしっぽ」「アクアノートの休日」など。
で、最近、頻繁に飯田さんと話をするようになった。久々の関係である。
彼が変化したのか、僕が変化したのか、あるいは、かつてはただ飯田氏のことを見ていなかっただけなのか・・とにかく、最近彼のことを、すごく魅力的な人だなぁ、と思うのである。
飯田さんはいま、苦労している、公私ともに。
その苦労との立ち向かい方が、とても真摯で、一生懸命で、しかもぜんぜんかっこよくないところに惹かれている自分がいる。
仕事も一生懸命な人とか会社が好きで、いつもそういう人たちとやってきた。
一番の人と組むよりも、ロマン(死語ですか?)がある。
ちなみに上の写真は、リコーのGRという、渋めの短焦点デジカメに広角をつけて撮った一枚。飯田氏は、このあとに、おなじGRを買ったと聞き、僕はますます好きになってしまったのである。
かねてより、ゲームクリエーターなんて人種はすべてうさんくさく思えていたのだけど、(自分もその一人であるにもかかわらず)、でも、ゲームバブルがはじけて、去る人はみなとっとと去っていった。それでもこの世界に残っている人といのうは、本気じゃないか、という気がしてくる今日この頃。
飯田氏のような人には、プライベートも仕事も苦難を乗り越えて、角も取れて、いい案配のヒット作品をだせるようになってほしい。そのときは、ゲームも一段高い業界になれるかもしれない。ハリウッドの国アメリカにその気配を感じるが、日本はまだどうも刹那的な投資判断として見られがちである。出版社のように「才能を育てよう」、とか、「台本をブラッシュアップして完成度を高めよう」、といった手腕をもつプロデューサーがいない。いるのはせいぜい、「このアニメキャラつかってみたら!?」とか、「XXさんにつなごうか!?」程度の低レベルのブローカー。
飯田さん、がんばってください。乗り越えてください、公も私も。
あなたのゲームは、人を元気にさせる。照れずに、斜に構えずに、ストレートにエンターテイメントしてください。それが今の飯田さんには一番似合う年齢になってきた、と思う。
笑
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