朝、はなまるマーケットを見ていたら、最近「エアギター」などという安っぽい芸で売り出している一過性タレントが出ていた。 この男の顔かたち、しぐさまでが、僕の弟分のオサムにそっくりなのである。 「おい、オサム、お前にそっくりな金剛地とかいう二流タレントが最近でているから、気をつけろ!」 「・・・・・・・」 「オサム、聞こえるか?オレだよ、オサム?」 「あのねアニキ、おれのことオサムって呼ぶの兄貴だけっすよ。」 「おお、聞こえてんなら返事しろよ! じゃなんて呼べばいいんだ?」 「俺の本名はコンゴウチ・タケシっていうんす」 「・・・聞きなれない名だな・・。となるとあのエアギター男とはどういう関係だ? まさか兄弟か?」 「だ・か・ら、あれ、おれっすってば!」 「なに? まさかおまえ、ギター捨てたのか!?」 「捨てたとかそういうんじゃなくてエアギターっていうんでし。あのね、そんなわけのわからないこというの、アニキだけっすよ。オレ最近売れっ子なんで有名タレントとの打ち合わせで忙しんす・・・・きりますね・・・(プープー)」 「!?%$&#"#$#・・・」(アッチョンブリケ) **************************************** オサム、おまえ、名前も魂も売っちまったのか? つづく |
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