斉藤由多加 (Yoot Saito)
さいとうゆたか
 

東京生まれ。ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム。ゲーム作品の代表作は「シーマン~禁断のペット」「大玉」「ザ・タワー」など。ゲーム作品の受賞歴としては、文化庁メディア芸術祭で特別賞、米国ソフトウェア出版協会でCodies賞、Game Developers' Awardsなど。 TheTowerDS が08年6月26日に発売予定 
 使用カメラ/ライカM8 愛用レンズNoktilux 50mm F1.2など

株式会社ビバリウムのサイトはすこしリニュアルしてwww.vivarium.jpに移動しました。
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2007/02/21

コメント

角谷 美緒

はじめまして。【13歳のハローワーク公式サイト】質問にご回答いただけませんか?
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突然のコメント失礼いたします。私は、「13歳のハローワーク公式サイト」( http://www.13hw.com/ )で学生インターンをしている角谷美緒と申します。

当サイトは作家・村上龍氏の120万部のミリオンセラー
『13歳のハローワーク』 の唯一の公式ウェブサイトです。

子どもたちが、憧れの職業についている社会人にサイト上で直接質問できるコーナーなども設けています。

そのコーナーで、ゲームクリエイターという職業は、人気が高く、子どもたちから多くの質問が寄せられているのですが
なかなか回答してくださるゲームクリエイターの方がいなくて困っています。
斉藤さんのブログを拝見いたしまして、手がけられた数多くのゲームのヒットや著書、第一線のゲームクリエイターとしてのご活躍を知りました。
そこでぜひ、斉藤さんに子どもたちの質問に答えていただきたいと思いコメントさせていただきました。

以下は、子どもたちから寄せられた質問のひとつです。
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●「ゲームクリエーター」2006/12/22 11:15 AM makubetuchu1aさん
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こんにちは^_^  
ばくは今ゲームクリエーターについて調べているのですが
その仕事のことについて教えて下さい。
仕事の内容や特徴…一日の仕事の実際例…
どうしたらなれるか…この職業を選んだ時期とその理由…
仕事上でつらいこと苦しいことを教えて下さい。
よろしくお願いします。


→ http://minna.13hw.com/forum/viewthread/1326/

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回答の際には、当サイトにご登録していただく必要があります(無料)
詳細に関して何かご不明な点がございましたら、[email protected]までお問い合わせ下さい。

ご多忙とは存じますが、
未来を担う子どもたちのためにもぜひご協力ください。

以上、よろしくお願いいたします。

えんじぇる。


今回は非常によいお話だと感じました

今回・・・なんて書いたら
じゃぁいつもは違うの?
とか
そういうことはお考えにならずに
よろしくおねがします

舘29

「ハンバーガーを待つ3分間の値段」がおもしろくてブログを見るようになりました。出会うタイミングがよかったんだと思います。いろんな人にも薦めています。
そのとき心に響いたものは、人であったり本であったり自分が直接、主体的に関わったもののような気がします。
今日もたくさんの出会いを求めて行ってきます。

(目に見えないものへの投稿って難しいですね。
でもまた投稿します。)

大佐

はじめまして!
斉藤さんの存在は、DCでシーマンをプレイしたときに知りました。
マイクデバイスや乳白色ビジュアルメモリ、
シーマンの世界観設定などいままでのゲームの概念を崩すかのような作品はかなりインパクトの強い物として記憶しております。

現在のPCについてですが、確かにハイスペック化して人間が一からプログラムを組まなくてもできることが増えましたよね。

おまけにネットの普及で、膨大な情報を閲覧可能になり、コンピュータの基礎であるプログラムという
物に興味がいかなくなるのは当然です。
(プログラマー志向の方は別でしょうが)

ゲームを作るにしても、フリーの素材はネット上に
たくさんありますし、それら素材を合わせればゲームのようなものは出来上がりますが、それって
ただのコラージュ的な切り張り行為ですよね。

パロディや同人ゲームならそういった物でもいいのかもしれませんが、オリジナルな物を作りたいと考える人間にとってはそういった作品は、なんとなく
スッキリとはしませんよね。


今の時代は、既存に出来上がったものが多すぎで、それを組み合わせて作った気になってしまう
(実際出来た物は、一からプログラムを組まないと
できない物と同じ物が完成するわけですが)
のは、物づくりの過程における苦労をすっ飛ばして
しまう、危険な行為なんではないかと思うんですよ。

フォトショップなり、イラストレーターってかつての
手作業でデザインしてたアナログな行為をデジタル化して、効率化したものでしょう。

まず、学ぶべきは基礎のアナログでのデザイン技術ですよね。
それを習得した者でないと、ほんとの意味での
いいデザイン、広告は、あるいはゲームは作れないんじゃでしょうか?

これから、ゲーム作りを目指す方は、まずは
ファミコンレベルのプログラムを一から組んでゲームを製作する能力を磨いたほうがいいじゃないんでしょうか?
あえて不自由な環境に身をおくことで出てくる物ってありますからね。

はじめてなのに長々と書き込んでしまい、読みにくかったとは思いますが、
斉藤由多加さんは、硬直化したゲーム業界に於いて新しいアイデアのゲームを見せてくれる稀有なクリエイターだと思っていますので、
これからも世間をあっと言わせるような作品を期待しております。

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