楽しみにしていた連休がおわってしまった。
でも最後の今日が、とても気持ちよい日になったので、それだけで満足である。
今日は、部屋の大整理をし、カーテンを付け替え、娘に手伝ってもらいバリカンで頭を高校球児みたいな坊主にまで刈った。 すこし閉塞的だったいままでの自分をすこし入れ替えて、夏モードに向かえるようになればいいな、という思いをこめた。
部屋が整理されると気持ちがいい。風が、あたらしい厚手のコットンのカーテンの匂いとともに部屋に入ってくる。
夕方、いとこの敦士夫婦が突然訪れた。
小学生だったときに敦士の家庭教師をやっていたことがある。いまは四十過ぎの男だが、この敦士iにすら
「兄貴のブログは難しすぎて読めねぇよ」といわれた。
痛いところをつかれた。最近の僕はなにかに取りつかれている。しかも体調不良とストレスが重なってここのところ更新すらしていなかった。
最近の僕はといえば、暇を見つけては、逃げるように車で葉山までいき、将来の別荘候補ばかりを見ていた。ある種の現実逃避なのだろうか? いや、作品を発表前になると、よくこうなるから「癖」かもしれない。そう、「逃避壁」ってやつ・・・・。
僕の夢は「ブラックジャックの家」みたいに、断崖絶壁に建つ木造の家で書き物をすることだ。そんな物件いまどき、なかなか、ない。あったとしてもパカみたいな値段だ。
でもいずれ大儲けをしたら、海沿いの家を買おう。
黒澤さんは富士山がみえる御殿場だったけど、僕は夏に蝉時雨が聞こえる葉山の家がいい。
そこから相模湾を見下ろして、四季を感じながら、書き物をして暮らすんだ・・・・、この日本がどんなにだめな国であったとしても、結局、僕は日本人なのだ・・。
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だから今日は、カンタンな日記を書いてみることにした。たしかに、こういう気持ちのいい日は、難しいことを書く気にはならないし。
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ずっと自宅のトイレ棚に陳列したあった何種類ものZIPPO。今日はその中からひとつ選んで、オイルを入れてみた。陳列したあるZIPPO群は、過去にいろいろな人からもらったものをただならべたものだ。うちひとつは、西健一君からもらったものだけれど、最近元気なのかな?と、思い出した。
そういえば西君を通じて知り合った田中君と、小山君が立て続けに結婚するという連絡を先月にもらった。めでたい話だった。パーティーはどちらも土曜日だったので、出れずじまいだった。田中君は個別にお祝いをさせてもらったけど、小山君は花を送った。でもね、出席しなかった本当の理由はね、僕の人見知りのせいだ。高校の同窓会であっても、当日までなかなか決心がつかない、それが僕だ。
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そんな人見知りな僕には、人からもらったZIPPOというのが思い出としてなかなかいいかもしれない・・・。ひとつひとつ絵柄が違うのがその人の、いやその時の、シンボルみたいになっている。
整理していた部屋からは処分に困るほどの名前入り100円ライターが山ほど出てきたのだけれど、これからしばらくはZIPPOを使ってみることにしよう。
これからもし、誰かからなにかを頂戴することがあるとすれば、ZIPPOがいいなぁ。禁煙ブームの時代ではあるけれど、きもちいい風の入ってくる自分の部屋で一服するタバコは最高だ。これが海沿いの家であれば、もっと、にちがいない・・・。
ここのところの胃潰瘍がこの連休ですこし良くなった気がする。
明日がいい日でありますように。