斉藤由多加 (Yoot Saito)
さいとうゆたか
 

東京生まれ。ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム。ゲーム作品の代表作は「シーマン~禁断のペット」「大玉」「ザ・タワー」など。ゲーム作品の受賞歴としては、文化庁メディア芸術祭で特別賞、米国ソフトウェア出版協会でCodies賞、Game Developers' Awardsなど。 TheTowerDS が08年6月26日に発売予定 
 使用カメラ/ライカM8 愛用レンズNoktilux 50mm F1.2など

株式会社ビバリウムのサイトはすこしリニュアルしてwww.vivarium.jpに移動しました。
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Tower for iPhoneが

要するに、このブログは個人的なブログですから、仕事関連の話しは書きたくてもなかなか書けない宿命にあります。ことゲームの企画者という仕事なんてのは、現在進行形のはなしをそうそう書くわけにもいかないわけでして、シーマンDSはどうなってんだ!?なんてコメントもいただいているわりにRESもつけられていないわけでして・・。そのあたり皆さんご理解いただいているようでして。いまのところ平和なブログとしてやらせていただいているわけです。

ま、そんな中、パブリッシャが自社系の場合に限ってのみ、すこしばかりご報告できることがあるわけですけれど。そのひとつに、ずいぶんと以前から問い合わせをいただいているTower for iPhoneがあります。今日いえることは、それが動くようになってきた、という話しなのでありましてそのことを書かせて頂きます。

プログラマーはTさん、そして肩書きは特別何というわけではないですけれど、Sugiさんにもいろいろいと奔走いただきました。ありがとうね!! 今日の僕はとてもハッピーなのです。

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いま、ワンコイン・タワーということで、DSiウェアで、ザ・タワーのダウンロードが好評ですけれど、そしてニ画面ならではのゲーム性はかなりあるとおもいますけれど、DSからDSiへの移植は実は大変でした。いろいろと不整合と戦ってくれたRのYさん、相当苦労してくれてましたね。ありがとう。DSiウェアが16色なのに対しiPhone版は、256色というオリジナルモード搭載といい、サウンドといい、なにからなにまですべてPC版の再現なので個人的に愛着があるのです。むろんDSiウェア版は、複数のシナリオがあったり、マイクを駆使したり、ゲーム内にマリオ(!)が登場したりと、任天堂さんとのコラボがベースになったバージョンですけど、やはりMac出身の人間としては個人的な嗜好でいうと、この単品シナリオのオリジナル版がなにより可愛いわけです。
正直にいいますと、ソースコードがいまから十数年前のWIndows版(=mac版)1.3Jをベースとしてま移植したものです。だから、ま、オリジナルの「ザ・タワー」のバージョンといえるでしょうね。昔をご存知の方は、すこし懐かしがって楽しんで頂けるのではないでしょうか。iPhoneアプリはビジネスにならないという話しをききますけれど、ま、そんなことは今日はどうでもいいのです。

今回のプログラマーのTさんはいろいろと苦労されたことと思いますし、あと弊社の開発責任者のS氏にもいろいろと面倒をみていただき、この場を借りて御礼をいわせてください。


しかしまだ、アップルの承認を得ていませんし(GABOでは否認されたという過去があり、弊社の関係者にとってiAppは鬼門ですけど)それ以外にもいろいろいとハードルがあると思いますが、それらが解決すれば、DigiToysから最初のiAppがいよいよリリースという話しになるわけです。そのあたりは保証もないので、正式なことが決まればデジトイズのサイトなどて広報がされることと思います。いまはとりいそぎ、よろしくということでの報告になります。
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思いかえせば、ザ・タワーというのは自分の人生のマイルストン的な作品でした。最初のMac版のプログラマーはAさん。この人がいなかったらtowerはなかったと思います。いまはどこでどうしてされているのでしょうか? そしてシムシティーの続編として、初のライセンスものSimシリーズとしてMAXISが発売してくれたPC版/Mac版もあわせて、ちょっとした社会現象となりました。僕自身もあの頃は今とちがい、一つの作品づくりに多大な時間を割くことができて、本当にたのしかった思い出なのであります。
Windows版の移植を一手に引き受けてくれたK09さんは、そもそも最初のバージョンが出た時にマックライフのインタビュアーとして出会ったのですけど、そのままDOS3.1版のメインプログラマーとなってもらったという不思議なご縁でした。近々にまた一緒に仕事をすることになりそうです。不思議な縁です。

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ということで、正式発表ではないのですけれど、ま、Tower for iPhone、なんとか日本語版だけでもクリスマス前にリリースしたいと思っています。間に合うといいなぁ。関係者の皆々様がた、よろしくおねがいいたしますね。


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