奇人ダビンチの文章がすべて鏡面反転して書かれていたという話は有名だが、 ドンキホーテ銀座店の看板も新橋側の通行客にみえるように、ガラス張りのリクルート本社を利用して反転掲示されている。 ページのほとんどが広告というリクルートが、巨大な本社ビルではドンキホーテを無料で宣伝しているわけである。リクルートの社員もこのアイデアにはびっくりしたに違いない。
むかし、クイズダービーでこんなとんち問題があった。 「日本一旨い」 という看板を掲げたラーメン屋
「世界一旨い」 という看板を掲げたラーメン屋
この二軒の看板に挟まれたラーメン屋の主人はこの二軒にたちうちせんと、どんな看板を出したでしょう?
こたえは 「入り口はこちら」 だそうな。
だが最近似たようなことがネットバナー広告で起きている。 "ENTER"と書いた入り口があちこちにあってどこが本当の入り口がわからない・・。 これは広告だからユーザーがクリックするたびに胴元にはお金が入ってくるわけであるが、ビルは無断利用がありか・・・
緊急車などでルームミラー越しでもわかるようにということで使う手だとばかり思っていたけど・・・
▲いい写真があったので追加してのせました。決して合成じゃありませんよ。(笑)
いつしか運送トラック業者の掲示も鏡面反転していること発見。 {しかしここには、「運転に集中 後悔しない確認を」とある。 この看板はドライバーに何を訴えたいものなのだろう?)
こういうのがエスカレートするうちに、ルームミラー越しに広告する車なんてのが登場してくるかもしれない。そうしたら、誰しもが鏡を無断使用されているような気になってくるに違いない。 ラッシュアワーの地下鉄の車内放送で宣伝を流したら、乗客が「不快だ」といって地下鉄会社を訴えたことがある。たしかこの人は弁護士だったと記憶している。 「この車のルームミラーは私の私物だ」と主張してくる人がそういう時代には現れるに違いない。
そんなことを考えながら、リクルート本社ビル前で人と待ち合わせしていたら、電通通り側にも、AJYAJ(アジャジ)という店が同じ手口つかっていた(下の写真)。
見覚えがある名前だな、と思ってよく見たら、単に"LAYLA(レイラ)"という高級キャバクラだった。何度も行った事がある店だった。とほほ・・・・。 |
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