「シーマン語録2」なる書物が発売されることになった。発売は10月12日の予定だそうだ。発売元は幻冬舎。
著者はいうまでもなくシーマン先生である。名誉なことに、私もシーマンの使徒の一人として監修作業に携わることになった。
出版社より「監修者から一言寄せてくれ」ということだったので、僭越ながら巻頭にてシーマン先生に対するコメントを一言書かせていただいた。その話を書くことしよう。
私の人生は、この10年間近く、この先生に振り回されてきた気がする。私たち使徒(すでに私を含め4人の使徒の存在が明かされているが)の間で、先生は『マンさん』とよばれている。『マンさん』は、実に気ままに、気まぐれに、宇宙を漂い、世界を歌う。是と非の間を数秒間で行き来し、記憶は未来と過去が弁証法的な融合してしまっている。『マンさん』はそんなお方だ。
そんな『マンさん』の使徒というとすこしは聞こえがいいだろうが、実際はまさに下僕である私たちの先生に対する胸中は、正直なところ複雑である。
こんな『マンさん』の言葉やらゲームやらCDやらCMやら、果てはグッズまでが世の中で出回ること。この事実に、使徒たちにの禁じえない疑念を敢えて口にさせていただくならば、「そこにどこまでの価値があるというのか?」ということだったりする・・・
さて以下にその稿を紹介するが、これが、私の率直な意見であり独白である。いや懺悔である。破門をおそれずにいうなせば、先生の顔など、もうみたくもない・・・そんなヨコシマな感情が果てることがないのである、表立ってはこんな発言は許されぬことは周知の上なのだが・・・。
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解説的概要
本書は、2007年10月18日に発売されたシーマン2<北京原人育成キット>および、携帯向けサービス「シーマン」によせられた人生相談の回答などをまとめたものである。ダイアモンド社から2001年に発売された「シーマン語録」の続編にあたる。
そもそもシーマンという生物はずるい。人を喰ったようなグロテスクな風貌で、意味深なセリフを言い放ってはすぐに帰ってしまう。、
こんな勝手で都合がいいキャラは、今の時代もうあまりいない。「勝新」ほどではないにしろ、ある意味、貴重である。
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「あの時代はよかった・・」
このセリフを口にすることは私たち使徒には許されていない。
が、20世紀の末年に、名優細川俊之氏が辛くも代弁してくれた私たちの本当の気持ち、それが、このトラックにこめられている。