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おまけは無事とどいていますか?

特典の本、購入してくれた人の手には無事届いているのだろうか?
もしついていなかった人は、買ったお店にはっきりと言葉で言ってださい。拙いながらもがんばったので読んでほしい本なのである。

この手の「おまけ」ってのは、同梱物、つまり「製品の一部」ではないので、店頭でつけ忘れられると手に負えない。事後に「ついていなかった」、という連絡が来ても、製品とともに出荷してしまっているメーカーとしては対応しようがない。子供の頃から、モノを買ったときのちょっとうれしい気持ち、ってのがとても好きで、聞くところによるとamazonは郵送をワンパックにしてくれているらしいので安心しているが、いわゆる町のお店屋さんの店頭で受け取る、という演出も意識してつくった書籍である。この土日、おでかけの際は、ゲーム売場をちょっとのぞいてやってください。

発売日に、出張先の大阪心斎橋のTSUTAYAをのぞいたら、ちやんとコーナーができていたので、少し嬉しかったりした。

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Tower DS 新聞広告クリ

Towerad400_2

朝日の新聞広告に、意見広告みたいな(!)クリエイティブを出したくて、つくった原案。

最終とはすこし文言が異なるが、ま、こんな広告が、26日の関東版に載る予定です。

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The Tower DSはテレビCMは打ちませんので

「なんだよ、ぜんぜんテレビでみかけないじゃんか」と言われないうちに言っとくと、The Tower DSはテレビCMは打ちません。

テレビはさ、メジャー感がいちばんあるメディアだけれどね、やっぱ高すぎてコスト効率が悪いんですよ。だから、新ハードのPR系タイトル、それらはちょうどいまのWiiの任天堂タイトルなんかがそうだと思うんですが、ならば「あり」、ですけれど、サードパーティータイトルではなかなか・・・と思う。

ま、貧乏会社の負け惜しみでもあるんだけれど(笑)、いままでの経験上だとやっぱこのタイトルとはそうじゃない気がするのである。DVDや書籍がそうであるように、もっと効果的な方法があるのではないか、と信じているふしがある。

ちなみに、The Tower DSの4800円、つまり税抜き4571円という価格。この価格をつくるためには結構な苦労があって、どうやって宣伝費を念出するかが鍵となってたわけです。

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開発コストのかかる系のタイトル、あるいは新作要素もかなり多い、という理由で、当初は定価を5800円にする案もあったのだけど、あるいは、他社のように「税抜き」で4800円と見せる案ももちろんあったけれど、どうも低い方を選んでしまう癖があって、もしかしたら、そういうところで僕たちは自意識過剰なのかもしれない。

一本あたり1000円、あるいは消費税分の240円弱を安く提供することとの差額分は純粋に利益から減る金額だから、宣伝費しか対策のすべがない数字。そのトレードオフとしてテレビ系宣伝費をカットしたというわけ。

じゃ、どこで宣伝するのか、となりますが、店頭を除くと、フ●ミ通の見開きポスター(8p)と朝●新聞5段、ネットはアマ○ンと、yaho○、といったところです。

幸いなことに、いろいろな人がネットで書き始めてくれていて、ありがたい限りだし、そういう広がり方が実はいちばん健全だなぁ。

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一般的にメーカー企業は宣伝媒体を明かすことはあまりないけれど、よくよく考えれば公知の情報になることだし、恥ずかしいとも思わない。要するにこれだけしか打たない、という話だけれど、なんとか価格を抑えようと奮闘している販売スタッフの気概に誇りを持っているわけです。

損益分岐のハードルはなかなか高くて、まだまだクリアできていないのも事実なわけですがネット通販などをみていると、発売前に「売り切れました」なんて書いてあるところもあるようで、なぁんだよ、それ!!
流通のみなさん、躊躇せずにじゃんじゃん、仕入れてください。息の長いタイトルですぜ!!

and 一般のみなさんは、どうぞ口コミで宣伝してやってください。

6月26日発売予定。

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(以下、本書評は締め切りのため応募打ち切らさせていただきました 0617)

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リンク希望のご連絡をいただいている皆さんへ

こちらのコメントに、リンク希望のご連絡をいただいている皆さんへ。

ご連絡をいただいている皆さんからのリンクはどうぞはってくださって結構です。

当方からEメールでの直接連絡はなるだけ控えているものですから、こちらのほうに書かせていただきました。

このブログを見ていただいている方は、とても良心的な人が多いようで、公開不希望のコメントに、多く元気づけられていますことも、この場を借りてご報告させていただきます。

いろいろといたらぬ個人ブログですが、どうぞこれからも元気づけてやってください。

斉藤

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Tさん 解説をありがとう(TowerDSの早期購入オマケ本のこと)

Tさん、解説の原稿いただきました。書いて下さって本当にありがとうございました。大変な熱意をもって会社を説得くださったとのこと、そのことが何にもましてうれしかったです。
思い返せば、もうずいぶんと長いお付き合いになりますね。がんばって本を書いてよかったなぁ、と、この週末しみじみと喜びを噛み締めましたこと、あわせてご報告申し上げます。

そしてなによりも、許諾をしてくださった会社の皆様、本書あるいは本試みをご理解くださりまして、まことにありがとうございました。

さてこの週末、印刷会社より見本が届きました。 (徒歩20秒圏内という近所にあります)
たかだか128ページの文庫本ですが、「オマケ本を作って製品につける」という子供のころからの夢がこれで叶いそうです。うれしさのあまり見本誌の表紙を自宅で撮影してみました。(爆)

タイトルは版サイズなどから「お父さんのためのゲーム企画講座~その1着想編~」と短く変更しました。島崎くん、最後に変えて本当にごめんね。関係各所へのご連絡よろしくおねがいします・・・・。(たとえばココだとか)

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僕は本が大好きでして、その重さや形、紙の手触りから開いたときのインクの匂いまで、全部まとめて好きなわけです。自分で何冊も本を著すようになってからもこの気持ちはずっと消えずにいます。「ただの紙束が、インクのパターンを置いただけで、ここまでのドキドキ感あふれるオブジェへと変貌するのか!?」、と、いまだに感心するわけです。(私の本がそこまでかドキドキか?については自信がないけれども・・・。)

これまでのゲームタイトルも、パッケージやその他世界観の質感にはずいぶんとこだわってきたんですが、「書籍はやっぱいい」、などと悦に浸っているわけです。(写真は見本誌といってもゲラを仮製本しただけですぅ)

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実は本書は、全三冊で構成される予定の導入部をまとめたものです。残りの二冊がどのような形で配本されるかはまったくの未定ですが、私の希望を言えば、デジトイズからでるソフトに毎回つけていきたい、なんて考えています。評判がよければ、のはなしですが・・・・・

以上途中報告でした

追伸***************

「お父さんのためのゲーム企画講座」という命名は、いうまでもなくTBSのブロードキャスターという番組のコーナー名をもじったものです。僕はこの番組がとても好きで、というのも、週末のいい気分を絶対壊さないように、題材の選択や編集にとても配慮してくれているから。つまりすごく安心して見ていられる。これって(とくにプライベート時間を過ごすものにとって)とても大事なことだとおもうし高度な職人業だとおもう。

最近歳のせいか、嫌な気分になってまで何かを知りたいか?って自問自答することがあって、自分もゲーム作りでそうありたいと思うのですよ。

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今回のタワーの、ちょっとした苦労点

いま、最後のマスターアップである。

今回のタワーは、6月29発売予定であるが、ぎりぎりのスケジュールで進んでいるので、ひとつでもなにかあると、発売延期になる。余談を許さないというと聞こえはいいが、6月29日はダビスタの発売日だそうだ。ユーザーはかぶらないだろうが、ずれてもいいんじゃないの?なんて思う僕がいる。

しかし、新会社が最初のタイトルから遅れていたのでは今後よろしくない、という気合のもと、社内は弾丸特急のようにデバッグがすすんでいる。

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TowerDSには、シナリオが4つある。こういうのはシリーズ初である。ちなみにシナリオは

●分譲マンション
●ビジネスホテル
●ショッピングセンター
●複合ビル(本来のタワー)

の4つである。

分譲マンション編は、マンションを分譲するだけで切り抜けないとならない、シンプルなミニマップだ。シンプルだが奥が深い、というバランスになるようチューニングが進んでいる。

ここでは、クリアイベントとして「休日にバスが訪れる」という設定をした。交通手段のないこのマンションも、規模が大きくなると「バス停」がつくられる、だからそれに向かってがんばろう、という笑えるような設定だ。

そしていよいよ条件が整った休日の早朝にバスは訪れる。寝ている住人たちを声で起こして時間内にバスに乗せなければならない・・という操作は、日常的体験からの発想である。バスが出発するまでに住人をたたき起こしてバスにのせられたらGOOD・・・・まるで田舎の村のような話。この企画はずっと以前からやりたかったものだ。SP版でもマイクなしで試みたが、結果ボツになった。DSでマイクがついて実現した。

ビジネスホテル編では、「チェックイン時間と翌朝のチェックアウト時間」のバランスに苦労してほしい、これもミニマップだ。管理者としては宿泊者が去った部屋のベッドメイク時間をなるだけ長く取りたい。だから、なるだけ遅いチェックインと、翌朝早くのやいチェックアウトにしたいことになる・・・・だが、客はどうかとなると、その逆で、なるだけ遅くまで寝ていたい・・・・・この「サービス」と「自己利益」のジレンマを軸とした。
これも出張などでの体験に基づく。

といったように、おなじ文法のようですこし違うミニゲームを新規で作ってDSの冒頭につくってもってきている。
だから、時間がかかってしまっている。ただやみくもに、時間をかけているのではないのさ。

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そうそう、今日は店頭用ビデオの最終納品日だ。

デジトイズという会社は、「自分らしく」がモットーなのでこんなビデオをつくった。
いまから48時間限定のダウンロードだっ。
VIDEOsample.wmvをダウンロード
△ご周知のとおり、禁複製、禁転載がこちらのブログの了解事項となっておりますので、同意いただける方のみとさせていただいております)

最終版はテキストテロップなどが変更になる予定だが、ま、別に秘密なものでもなし、むしろたくさんの人に見てもらったほうが関係者は嬉しいにちがいない・・ということで、アップします。このブログを見に来る人の中に、応援団がすくなくないのでね。
(最終版は近々に公式サイトなどでも見られると思いますが・・・・。)

最後に、ザ・タワーDSは4800円なのだけれど、「税込みで4800円」というのは他とは違う。ROM製造費やなんだかんだを引いたうちから240円ちがうんだから、事業計画上これは大きかったぜ。

エンターテイメントは安くすりゃいいってもんじゃない、とはわかっているんだけど、すこしでも買いやすくしたかった・・・のである。「クリエーターは経営が下手だ」と、また言われるんだろうなぁ・・・・・

応援団の人は、予約してくださいね。
本もがんばって書いてますんで・・・。(←これの苦労も、けっこうしんどい)