iPhone用の実験ソフト開発の報告(movieつき)
- iPhone用のちっちゃなソフトを一つつくっているのだが、近々にリリースすることになった。
タイトルはGABO!っていうんだけど、いわゆるいじくりソフト。シーマン2に登場したガボ君に再度登場いただいたのでこのタイトル名に。
だがもうすこし詳しく意図を伝えるならば、「感情の芽生えシミュレーション」とでもなるだろうか。
つまりこの原人ペットには感情ってのが芽生え始める。これとうまく付き合うのがミソ。だから、原始的な感情表現が重要なソフトで、そのあたりが実験的。
日本語圏向けは来週あたり、ワールドワイド版はそのあとすぐ、となる。
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▲「生き物と触れ合う」とは「撫でる」とかだけじゃなく、たとえばこういうことではないか?と・・。(虐待という意味じゃないぜ)
なんでDSでもPSPでもなくiPhone用なのか、という理由だが、「実験色が極めて強い」から。つまりゲームではない。「なんとなくおもしろそう」という動機でつくりはじめたものなので、商品としてのゲームっぽいものとして完成させたくなかったんです。
この「なんとなくおもしろいから」という理由だけで作るというのは実にぜいたくなことだ。そんでiPhoneはこういうことに実に向いているんだね。すでに提供されているソフトにへんてこなものが多いのも、いわゆる「人様にわたるまでの敷居が低いから」だろう。
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以前にこのブログに書いたけど、「生きている感覚」を出すにはその生き物の欲求表現がとても重要となる。
セリフがない生物だとキャラクターはそれらを体で表現することになる。(アクセスしてきたことを察知した際のユーザーへ、あるいはほしいものへの)目線、指差し、それらを交互に繰り返すしぐさと時間・・これらを作りこむとあっという間にモーションデータは増大する。
がんはばってくれたプログラマーはルーキーO君。本当にお疲れ様でした。
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なんの役にも立たないソフトであるけれど、それは僕らのソフトの特徴ですから(笑)。ほけっとの中のiPhoneの中にだらしなくて汗臭いペットを飼っている感覚に陥るという、へんな癒し系ソフト。音声認識などはとくに使っていません。
ちなみに彼、機嫌がわるいとガボは自分のうんこを投げつけてきますが、これ、昔からの僕の個人的な願望だったりする・・。
なんだかんだと手がかかってますが、企業広報を兼ねた実験作なので価格は450円ぽっきりになる予定。この450という数字にどういう意味があるのかは(Sクンが決めたことなので)詳細は不明。高いのかそれとも安いのか?そのあたりもふくめてダウンロードはiPhoneから接続してappストアからとなる予定。